11月02

新車購入

突然ですが、東京へ引っ越しました。
結構時間が経っているわけですが、未だにバタバタしててBLOGも放置状態が続いてしまいました。
自宅近くの商店街。車1台がぎりぎり通れる程度の道幅です。
もちろんHANDYBIKEも東京へ持ってきたんですが…あまり都会の街乗りには向かないようです。今住んでいるところは下町の雰囲気が残るところで道が狭く入り組んでおり、歩道も狭くて段差が多い道ばかり。6インチタイヤにはなかなか酷な路面状況です。案の定、タイヤをパンクさせてしまいました。
それに加えて、体力的な問題で普通の自転車についていくだけでへとへとになるという問題も大きいです。足回りは標準状態に比べてだいぶ改善できてるはずなんですが…

ということで、もう少しタイヤの大きい自転車を導入することに。
最初に候補として挙げたのが、折りたたんだ状態でもカートのように自由に転がせるMC-1シリーズ。HANDYBIKEの購入時もこちらにしようかとずいぶん悩んでました。
旧シリーズは生産終了となり、電動アシスト付きを核に据えた新モデル、折りたたみ機構を簡略化した簡易モデルなどラインナップが一新されたんですが…確かに転がしには強いんですけど、ANDYBIKEを持ってる以上は輪行はこちらにまかせておいて、折りたたみ性能よりは走行性能を重視したいなと思うように。

そこで、もうちょっと視野を広くして調べてみたところ、案外20インチ以上の大きなタイヤの自転車でも折りたためるものがあるんですね。
中でもGIANTのMR-4シリーズはよく走りそうでなかなか魅力的でした。

リアキャリアはオプションです。
で、迷った結果、DAHONのSmoothHound(2008年モデル)に決定。
タイヤは20インチ?バルブは仏式です。
タイヤは18インチ(カタログ上では18ですが、タイヤの表記や実際の周長からすると20インチ?)と小さいものの、折りたたみ自転車ではなくミニベロという小径自転車のカテゴリーに入ります。
折りたたみ機構がない分フレームには余裕があり、安定感があります。
本来、グリップテープは茶色なんですが、中古のため既に退色してしまった状態。
特徴的なハンドルバーはドロップハンドルを横水平に開いたような感じで威圧感がありますが、ブレーキを握れば前傾姿勢、バーエンドを握れば体を起こした姿勢で乗ることができ、なかなか乗りやすいです。
ちなみに、バーエンドのレバーはシフトレバー(左がフロント、右がリア)です。
ギアはフロント2段、リア8段の18段。
乗り心地はかなり滑らかでスムーズ。ギア比は欲を言えばもう一段重いギアが欲しいところですが、それでも18インチを感じさせない軽やかな走りが可能です。
分割収納状態。各部をバラせば、さらにコンパクトにできます。
車体重量は11kg程度とかなり軽量。
加えて車体の分割機能があるのがこの自転車の大きな特徴です。シートチューブ部分を中心に、前後にフレームを分離することができます。
中央がシートチューブ断面で、その両脇についてるワイヤーがリアブレーキ、シフトのワイヤー。
面白いのが、ブレーキ、シフトワイヤーも簡単に分離できるようになっている点。ワイヤー交換は面倒そうですけど。
ただ、フレームの固定はネジ式で、それぞれ必要なレンチのサイズが違っているので、工具が複数必要なのが残念なところ。
前輪、後輪ともクイックレリースで固定されています。
タイヤもクイックレリースで簡単に外せるようになっており、収納サイズを小さくすることができるようになっています。一番大きいパーツが前側のフレームとなるので、これが入る大きさのバッグが必要となります。
もちろん、折りたたみ自転車とは違ってパーツは固定されていないので、傷つかないように配慮は必要になるでしょうけど。

このほか、シートポストにはエアポンプが内臓されていたりします。
ただし、その分シートポストが長くなっているのであまりサドルを低い位置まで下げることができなくなっています。わたしは身長165cm~170cmぐらいですが、それでギリギリだったので慎重の低い人はシートポストを交換した方がいいかもしれません。
HANDYBIKEとの比較。改めて見ると、HANDYBIKEは小さいですねぇ。
ともあれ、現在はサイドスタンド、ベル、ライトなどを装着し、すっかり街乗り仕様に。休日の外出に欠かせない存在となっています。
そのへんの紹介は、また次回。


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5月04

CC-FR7CLの改造

HANDYBIKE向けのワイヤレスサイクルコンピュータとして定番のCC-FR7CLですが、電波の到達距離が短くハンドルバーに固定しても動作しないという問題があります。
普通の自転車であればセンサーの取り付け位置もハンドルに近い位置になりますから問題にはならないんですが、小径自転車ではどうしても低い位置になってしまうため、ワイヤレスでは難しいようで。

電池が新品同様の電圧ならかろうじて動作はするようなので、外部電源をつなげて高い電圧を維持するという方法もいけそうでしたが、それも何かと面倒そう。

というわけで考えた結果、センサー部の磁力感知スイッチを延長することにしました。
価格は千円程度。有線式サイコンのセンサーなので、CC-FR7CLでは本来使えません。
センサー部は磁力を感知するスイッチ一つきりなので、かなりコンパクトです。
キャッツアイのブラケットセンサーキットのセンサー部はちょうど同じスイッチが使われているので、ブラケット近くでコードを切断。これをCC-FR7CLのセンサー部の基板にスイッチを取り外して、同じ位置にはんだ付けする、という手順です。
分解したところ。基板の横の黒いパーツは電波を飛ばすためのコイルです。
一番の難点はCC-FR7CLの分解。防水のためもあってかしっかり密封されており、しかも接着されているので無理矢理カバーを切断して開くしかありません。
周囲のスジに沿ってミニノコなどを使えば比較的楽に開けることはできました。
ただし、上面の円筒部分で接着されているので、ここは力ずくで強引に開けるしかないようです。
基板の横に飛び出る形で取り付けられている素子を取り外し、ケーブルを付けなおします。
開いてしまえばあとは簡単で、基板にとりつけられているヒューズ管のようなスイッチを取り外し、そこへブラケットセンサーキットのセンサーのコードをはんだ付けします。
組み立てたところ。ケーブルはカバーに穴を開けて、そこから出しています。
そして、元通りに組み立てれば完成。基本的にはマジックテープで止めていますが、防水のため一応カバーの合わせ目にゴムシートをはさんでいます。

センサーの取り付け位置は同じです。
延長したセンサーは従来同様、フロントフォーク部分にタイラップで取り付けます。磁石も従来のものをそのまま利用できます。
コードはフロントブレーキに巻き付ける形で上へ伸ばし、ハンドルポストなどへ元のセンサー部を固定します。
電波は元のセンサー部分から出るので、なるべくハンドルバーに近い場所に取り付けます。
CC-FR7CL本体は、ハンドルバーに固定。無線区間が短くなったことで、安定して動作するようになりました。電池が消耗して電波が弱くなってもある程度は大丈夫でしょうから、電池も長持ちするはず。

まぁ、有線式同様ケーブルを取り回す必要があるのでスマートではありませんが、やはりハンドル部に取り付けられるのは見やすくていいです。
だったら最初から有線式のサイクルコンピュータを選べ、ということになるんでしょうけどね。

なお当然ですが、分解により破損の危険性があります。また、ケースを無理に開けている関係上、雨水などが内部に浸入して壊れる可能性も高くなります。
参考にしていただくのは構いませんが、これが原因でCC-FR7CLが故障しても責任はもてませんので、そのあたりは自己責任でお願いします。

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5月01

改良版輪行用キャスター

改良版輪行キャスター装着状態
先日のキャスターではやはり扱いにくかったので、キャスター基部を延長してたたんだ状態でも転がしやすいよう調整してみました。
追加部品はこれだけ
ネジを3cmのものに変更し、スペーサーとしてイスなどに使うゴム足を用意しました。ゴム足にネジを通す穴を開け、ネジで固定するだけ。
キャスターを大型するのも考えたんですが、そうなるとどうしても重量も大きく増えることになってしまいますので…
さすがに金具直付けと比べるとひねりで動いたり安定感には欠けますが、問題はありませんでした。
これでキャスター位置が3cmほど高くなり、輪行スタイルでも安定するようになりました。もちろん自立は無理なんですが、壁に立てかけるなどしておけば倒れることもありません。運転時にも、特に邪魔にはなりませんでした。
重心のバランスが良くなりました
転がしもなかなかスムーズです。
たたみ方にもよるんでしょうが、うちのハンディさんはハンドルバーは横のままたたんでいるので、引っ張るように持つとバーが足に当たってしまいます。
そういうのもあって、押して運ぶのが一番安定するようでした。

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4月19

コンパクトな輪行用キャスター

輪行キャスター装着状態
ふと思いついたので、作ってみました。
主な部品はこの3つ。金具は加工済みです。
使用するのは1辺が2cm程度のL型金具2個と、キャスター。あとはキャスター固定用のネジ、ナット、ワッシャーが2組。材料費は全部あわせてもせいぜい500円程度と非常にリーズナブルです。

L字金具ですが、厚みのある板なので強度面もおそらく大丈夫…なはず。
キャスターの固定個所が問題となるわけですが、今回のものはハンドルポストの折りたたみヒンジ真下の、ボルトが2本並んだ部分。ここは車輪につながるシャフトをはさみこんで固定している個所なんですが、締め付けのためのスリットが開いているので、ボルトを外してここに金具を挿し込みます。
金具にはボルトを通すための穴が必要なのですが、今回はうまく合う金具が見つからなかったので、電動ドリル、金ノコで加工しました。キャスター側の穴も合わなかったので、こちらは金具に合わせて穴あけ。

これまでのものとは違って走行時にはキャスターが後方へ向くのですが、小さいので邪魔にはなりません。目立たないので、外観を損ねることもないでしょう。

キャスターが常に前に位置しているものだと、転倒時のバンパー代わりになるという思わぬ利点もあるんですが、ブレーキレバーがひっかかったりしますし、何よりキャスターの固定が難しくてどうしてもパーツが多くなりがちなんですよね。
その点、今回のものはパーツ数が少なくて済むので重量面でも有利かと。
うまく合う金具が見つからない場合は加工が若干面倒ではあるんですけどね。
重心がキャスター寄りなので、このように立てかけた状態でも倒れそうになったり。
実際に運用してみた印象ですが…あくまで補助用ですね。キャスターが小さい分折りたたんで立たせた状態での自立は無理ですし、重心が前輪側ではなくキャスター側にきてしまうので安定性も悪いです(立てかけた状態でも倒れそうになる)。
とはいえ、キャスター自体はしっかり固定はできているので、押し運び、引き運びは非常に楽になります。そういう意味ではしっかり役目は果たしてくれそうかな。

普段折りたたんで立たせた状態で保管するのであれば、もう一回り大きいキャスターにして安定性を高めた方が無難ではあるでしょうね。

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