1月21

小径車用簡易メンテナンススタンド・考察

雪深い北国ではこの時期路面は常に積雪状態で、普通の自転車ならまだしもHANDYBIKEのような小径自転車ではとても走ることができません。そうなると屋内での調整ぐらいしかやれることはないんですが、乗車できないと駆動系の調整など困る場面も出てきます。

そこで欲しくなるのがメンテナンススタンド。
が、市販のものは車高が高く持ち上げられてしまうので、小径車で使うには何かと不便です。

というわけで、なんとか安価に用意することはできないものかと100円ショップを物色してきました。

S字フックは補強用です。
S字フックをひっかけて足が広がるのを抑えようというわけ。
まず目をつけたのが「まな板スタンド」。大きさも後輪の袋ナットを乗せると数cm浮く程度でちょうどいいようです。幅は足りなかったので、スタンドとして使用するには2つ必要になります。
後輪を支える面積が狭いぶん、このままでは安定度は若干低めでした。
見た目は頼りないですが、スタンドとしては十分機能するかと。
立てかけておくにはこれでも十分ですが、この状態で乗車すると左右に倒れやすく不安定な感じ。袋ナットを変速機ガード用のバータイプのものにすれば安定しそうです。

で、他にいいものはないかと寸法を測って検討したところあることに気づきました。
前輪にはMDラック、後輪にはCDラックがぴったり合うようなんです。

見た目はアレですが、サイズはぴったり。
試しに買ってきたプラスチックのMD収納コンテナは、前輪をコンテナに突っ込むように入れると側面に袋ナットがひっかかり、若干前輪が浮く状態に。
ただし、これはプラスチック製なのであまり荷重をかけると破損しそうです。とりあえずサイズ比較の参考用に、ということで。

木製なので加工も比較的容易です。
後輪には木製のCDラックを購入。持ち手のバーを外せばこちらも安定して後輪を支えることができます。若干高さがあるので、側面のU字状に削ってやるとより安定度も上がりそうです。
強度も問題なさそう。一応L字金具などで補強しておいた方がいいでしょうけど。

というわけで、HANDYBIKE用メンテナンススタンドとして流用できそうな既製品としては、木製のしっかりしたつくりのCD、MD収納用BOX。場合によっては若干加工する必要があるでしょうけど、これなら比較的安価にスタンドを調達することができるかと思います。

もちろん専用のものを作ることができればそれに越したことはありませんが、選択肢のひとつとして考えてみてもいいのではないでしょうか。

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1月10

オフシーズンの過ごし方

今年は暖冬、という予報はハズレではなかったようで、この時期にしては珍しく雪ではなく雨が降る日が多いように感じます(今週に入ってからは真冬日が続いてますけど)。
それでも道路には圧雪が残っており雨でツルツルになってたりするので、暖冬と言えどもハンディさんには当面乗れなさそうではあるのですが。

というわけで、ハンディさんをいじるにしても屋内でのカスタムということになりそうです。今のところ考えているのが、

・ブロンプトンのサドルポジションチェンジャーの導入
・泥除けの装着

あとは資金的に余裕があれば、サイクルコンピュータ、輪行バッグなどの購入といったところでしょうか。バーンミラーは…もうちょっと安ければ面白いと思うんですけど、現状では厳しいかな。かといって、普通のミラーは折り畳み時に邪魔になりそうなのであんまり付けたいとは思わないのですが。

サドルポジションチェンジャーは、マジカルアーム装着時のベストポジションがないものか確認するためにも試してみたいと思っています。これ以上改善しないようだと…取り外した方がペダルの擦りとかも回避できる分いいかなと思いますし。
サドルポジションチェンジャー自体はそう高くもないので、これで改善するのであれば安いもんだと思います。ただ、実際に走らずに屋内調整で判断するのは難しいでしょうけどね。それこそサイクルトレーナーのようなものでもあればいいんですが、そんな高価なものは手が出せないですし。
100円ショップのアイテムを組み合わせて自作できたりすると一番いいんですけどねぇ。とりあえず何か使えるものがないか探してみますか。

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12月11

マジカルアーム・その後

札幌はあっという間に雪景色となってしまいました。
積雪量は20cm程度。
こうなるとハンディさんには乗れません。

普通の自転車であれば多少の積雪でも乗車することはできるんですが、ハンディさんの場合は多少のわだちでもハンドルを取られてしまいますからねぇ。
雪がなくなるまでは春の白石サイクリングロードに向けて今後のカスタムを練っておきますか。

雪が降るまでの間、何度かマジカルアーム装備で走ってみましたが…正直しっくりきませんでした。未装備状態に比べて足が疲れるような感覚があります。クランク長自体は通常の自転車とそう変わらないはずですから、サドル位置の問題なんですかねぇ。
そうなると、気になるのはやはりサドルとペダルの位置関係。ハンディさんの場合はサドルが普通の自転車よりも後方に位置しているので、その分別の筋肉を使ってしまうのかな、と。一応前後の微調整は可能なんですが、それ以上に変更するにはMaruさんが紹介してるようなシートポジションチェンジャーでも導入しないことにはどうにもなりません。
…135mmでもそれなりに安定はしてたから、戻しちゃうのもアリかな。地面に擦る心配も少なくなるし。

そうなると、前輪のチェーンリングはもうちょっと大きくしてみたいところなんだけど…こっちを交換するのはそれなりに労力がいりますし、モノによってはテンショナーとか導入しなきゃいけないようですし…お手軽とは言えないんですよねぇ。

あ、変更前のクランクとか前オーナーさんからもらってたので、試しにこれにマジカルアームをつけてみるのはいいかもしれない。純正クランク+マジカルアームで快適になるのであれば、それはそれで貴重な情報にもなるでしょうし。
まぁ、その場合もチェーンリングごと交換しなきゃいけないので、労力的にはあんまり変わらないでしょうけど。

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11月14

マジカルアーム

久しぶりにハンディさんのカスタムパーツを調達。

本来は取り付け工具(8mmの六角レンチ)も付属しています。
クランクとペダルの間に取り付けるクランク延長器具です。
といっても単純に延長するだけでなく、ペダル同様回転するようになっているので普通にこぐよりも楽になるというふれこみになっています。

左右それぞえにL、Rの刻印があります。
重量は1つ133gなので、左右合わせて266g。

後方から見た状態。マジカルアームの厚みの分、ペダル位置が左右にずれることになります。
取り付けるとクランク長が約25mm延長されることになります。また、ペダル位置は約20mm外側にずれることになります。

見た目はギリギリですが、平坦な道をこぎ進める分には問題ありませんでした。
現在装着しているクランクは135mmなので、マジカルアームの取り付けでクランク長はおよそ160mm。地面との隙間はわずか2cm程度となります。

実際に走ってみた感じでは、よほど傾いた路面でもない限りは地面にすれることはありませんでした。すれるといってもペダルよりは靴のつま先が着いてしまう程度ですし。
もちろん、左右に曲がる際などペダルを上げた状態を保つようにする必要はあるでしょうけどね。

クランクが上にくると、逆にクランク長が短くなることになります。
マジカルアームは単純にクランクを延長するだけのものではなく、クランクが上に上がった際には写真のようにペダルが本来の取り付け位置より下にくることになります。このへん、どんな乗り心地になるのか不安ではありましたが、特に気になることもなくごく自然にこぐことができました。

では、ふれこみ通り「ペダリング20%軽減」という効果が実感できたかというと…もうちょっと走り込んでみないと分からないかなぁ。サドルポジションの調整もまだ十分ではありませんし。

ただ、ノーマルクランクからのお手軽延長には十分な効果が期待できるでしょうね。特別な加工の必要もなく117mmが142mm相当となるわけですから、お手軽に乗り心地を大きく向上できるものと思います。

店頭にはあまりない商品のようですが、各所のネットオークションには定期的に出品されているようなので時間さえかければ入手はそう難しくないかと思います。価格は\3,000~\3,500程度です。

さて、札幌はすでに初雪を迎え、積もるのも時間の問題という状態ですので、ハンディさんに乗れるのも今年はあとわずか。

今後のカスタム予定としては、サイクルコンピュータの取りつけ、あとはバーンミラーぐらいですかね。評判はいまいちですけど、後方確認にはミラーがあると確かに便利ですし、かといって普通のミラーだと折りたたみ時に邪魔になってしまいますし。
足回りなどはもうちょっと強化したい気持ちはありますが、そこまでいじらなくてもいいかなと思ってます。のんびり乗れる方がハンディさんには合ってるかな、と。それこそ2速化とかが手軽にできればいいんですけどねぇ。

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