6月11

Sitpack

ボトルサイズに折りたたみ可能な携帯型一脚椅子。
https://www.kickstarter.com/projects/rest/rest-the-worlds-most-compact-foldable-seat/description
ウェブ上で製品開発の資金を募集するクラウドファウンディングサイト、Kickstarterで出資が募られ、目標数の支持を集めた製品です。
その後、日本のクラウドファウンディングサイトでも支援を募っていたようで、こちらでも目標数に達するほどの人気を博していました。
Sitpackパッケージ
当初予定納期:2015年4月 受取日:2016年6月9日

量産時に発覚した問題等で一部再設計が必要になったことで当初の予定から1年以上遅れていましたが、ようやく完成し、手元に届きました。
購入したのはスタンダードな黒ですが、他にも様々なカラーが用意されています。
サーモスの200mlマグとSitpackを比較
大きさは中型のマグ程度ですが、中身がぎっしり詰まっているので重量感は結構あります。(本体のみ約564g/カバー込約641g)
カバーを開いて内部の脚を出したところ
使用時は外装を左右に開いて、中のシャフトを伸ばして、脚の各節をひねってロックしていきます。
最大長まで脚を伸ばした状態
一脚にシートを付けたような形状で、感覚としては道ばたのパイプ状のガードレールや手すりに腰掛けているような感じ。
とはいえガードレールほどの安定性はないため下腹部に微妙に力が入る姿勢となります。
長時間座るためのものではなく、休憩場所がないようなところで一息つくためのものと割り切って考えておくべきかも。

高さ調節は可能ですが、節単位で伸縮させることになるので微調整は効きません。
ただ、使用する際の脚の角度でも多少は調節は可能です。
一段階脚を短くした状態
上の節から順に縮めて高さ調節することになりますが、途中の節を縮めて座った場合、内部で節が外れて収納できなくなる場合があります。
Sitpackを分解したところ
実際そうなってしまったのですが、分解して取り付け直せばなんとか復旧は可能でした。
ついでに脚の構造を見てみましたが、各節の表面に3段ほどのでっぱりが多数あり、節内部にはそれを固定するための溝がL字状に彫ってあって、安定した伸縮とロックを実現しているようでした。
節を取り付け直す際には、矢印マークと側面ラインの位置に注意
なお、本来想定されている使い方とは違いますが、脚を短めにすれば普通の椅子に座る姿勢(膝を曲げて座る状態)での使用も一応可能でした。
どちらかといえば、こちらの姿勢の方が楽かも?
専用カバーを取り付けた状態
オプションとしては、先端のゴム脚(脚先端の赤い部分)、肩掛けストラップ付きカバーが用意されていました。
ゴム脚は体重がかかる部分なので、破損した場合の予備品という扱い。
画鋲をひっくり返したような形状なので、確かに使っているうちに軸部分がちぎれる可能性はありそうです。
カバーの取り付けは、本体底面の穴とカバー側のピンを合わせてひっかけるように被せます
カバーの方はシートクッションも兼ねており、座り心地が改善されるというもの。
ただ、クッション性よりは、カバーなしだと座った際に表面が滑って安定しない場合があるので、それが改善されるという利点の方が大きいように感じます。
カバーを取り付けた状態のシート部分
一脚椅子ということで普段使いするようなものでもなく、持ち運ぶにもそこそこの重量があるので使いどころが限られる製品ではあるのですが、製品としての仕上がりと携帯性は良好でした。
今後、各種イベント等の外出時にでも、便利に使うことができればと思っています。
同封されている簡易説明書

現在、下記サイトにて購入が可能なようです。
https://www.sitpack.dk/

日本での正規販売も検討されているようなので、今後もっと簡単に購入出来るようになるのかもしれません。

(2016/6/19追記)
イベント(出展側)で実際に使ってみました。
普通に立つよりも上半身が後方に位置することになり、机から離れることになりますが、それ以外は特に気になることもありませんでした。
椅子に座っている際には、両膝の間にSitpackを立てるようにすれば肘置きとして使え、これまたいい感じでした。工夫次第では、色んな使い方ができるかもしれませんね。

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Posted by うえの under そのほか
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