6月25

Mstick

多機能なハンディLEDライト。
https://www.kickstarter.com/projects/molt/m-stick-one-source-multi-use-smart-led-light/description
ウェブ上で製品開発の資金を募集するクラウドファウンディングサイト、Kickstarterで出資が募られ、目標数の支持を集めた製品です。
Mstickと化粧箱
当初予定納期:2016年4月 商品受取:2016年6月24日

若干の遅れはあったものの、無事完成しました。
スリムなスティックタイプのLEDライトで、側面に16個の多色LEDがずらりと並んでいるのが特徴です。懐中電灯のように使うというよりは、デスクライトやランタンのような用途を想定しているようです。
本体カラーは白のほか、ターコイズ、青も用意されていました。
背面と付属品
背面には磁石が内蔵されており、付属のアタッチメントを壁や机に貼り付けることで、簡単にデスクライトやフロアライトとしても利用できます。
バッテリーを内蔵しており、充電はUSBケーブルで行いますが、ケーブル固定用のアタッチメントも付属しています。
革ストラップ取り付け状態
ほか、革製ストラップも付属しています。底面のネジに固定する形で取り付けます。
革ストラップと取り付けネジ
このネジはカメラマウント用のネジと互換性のあるサイズなので、市販のカメラスタンドにMstick本体を取り付けることも可能になっています。
USB端子とスイッチ。USB端子横にはリセットスイッチもあります。
肝心のライト機能ですが、本体に用意された2つのボタンで操作します。
長い方のスイッチは電源ボタンで、長押しで電源ON/OFF。LEDインジケータが付いており、発光色で状態が分かるようになっています。(白:電源ON、赤:バッテリ消耗、青:Bluetooth接続)
電源ONの状態で電源ボタンを押すと、LEDが白色発光するフラッシュモードとなります。
電源ボタンを押すことで、発光強度が3段階に変化します。少し青みの強い発色なので、撮影時の補助光源としては使えない感じですが、光量は結構強く、懐中電灯代わりや読書灯の代わりには十分使えそうです。
なお、一番強い状態でもう一度電源ボタンを押すと消灯します。
消灯状態でしばらく放置すると、勝手に電源がOFFとなります。

丸いボタンはモードボタンで、本体にプリセットされた16種の機能(アニメーションモード)を切り替えることができます。
短く押すとLEDの発光で現在選択されている機能を表示し、実行します。
長押しすることでLEDの発光が順次変わっていくので、任意のところでボタンを離し機能を選びます。消灯するには電源ボタンを押します。

プリセット機能は以下の通りです。
1.白:Air Display(バーサライター?本体を振ると発光)
2.赤:Red Light(全LEDを赤発光)
3.橙:Orange Light(全LEDを橙発光)
4.黄:Yellow Light(全LEDを黄発光)
5.緑:Green(全LEDを緑発光)
6.青:Blue(全LEDを青発光)
7.青紫:Violet(全LEDを青紫発光)
8.紫:Purple(全LEDを紫発光)
9.緑:Angle Sensor(本体の傾きに応じて光るLEDの位置が変わる水準器)
10.橙:Alert Light(橙の2つの発光が左右に流れる)
11.青:Blue Slide(青い光が左右に流れる)
12.赤:Red Slide(赤い光が左右に流れる)
13.水色:Normal Rainbow(色相を変えて全LEDが発光)
14.青紫:Slow Rainbow(ゆっくり色相を変えて全LEDが発光)
15.橙:Bonfire(たき火?赤、白の光が流れる)
16.白:Bike Light(左右の両端が白点滅し、その間で橙の光が左右に流れる)
各種機能一覧1
各種機能一覧2
この他、スマートフォンとBluetooth接続することにより、さらなる機能が利用できるようです。
が、アプリの要件がAndroid5.0以上となっているため、手持ちの端末では使用できなかったので未確認です。

アニメーションモード1番のAirDisplayはおそらく、アプリ側で表示内容を設定するものと思われます。
面白いのが9番のAngleSensorですが、水平=中央のLEDが点灯するわけではないようで、このへんも調整できるといいんですけど。

事前に案内されていた機能のうち、実装されていないものが多いのですが(サウンドビジュアライザー、ストップウォッチ、天気予報、タイマー等)、アプリ側でも未対応なものがあるようです。
特にタイマー機能等は期待してたので、早急に対応して欲しいところですが、このあたりは基本的にスマホ接続状態でないと利用できないのかも?

自転車取り付け用オプション
今回は、オプションのBIKE MOUNTも注文していました。
特にアナウンスはなかったのですが、試作品とはマウント方式が変更されていてサドルのレール部分に固定するようになっていました。試作品はサドルポストに固定する方式だっただけに、汎用性は下がったことになります。
マウンタにMstick本体を取り付けた状態
固定自体は、本体の差込みもキツめで、さらにストッパーも設けられているので、走行中に落下する心配はなさそうです。角度変更も可能になっていますね。
バイクマウンタの角度変更部分
仕様変更が気にはなりましたが、全体的にはクオリティは高く、実用性も悪くない印象でした。

ただし、今回届いたものには不具合があり、16個のLEDのうち1つが発光はするものの、色相が他とずれてしまっているようでした。
このため、一度メーカーに送り返し不良品と判断されれば交換する、という対応となるようです。

なお、現在INDIGOGOで購入(出資)が可能なようです。
https://www.indiegogo.com/projects/mstick-smart-phone-controlled-led-light-stick

<追記>
Mstickアプリを試してみました。
アプリはAndroid(5.0以降)、iPhone(iPad系でも化)用が用意されています。
バージョンアップにより、日本語表示にも対応しました。
Mstickアプリの画面
Mstickとの接続は、Mstickの電源をONにするだけ。接続が完了すると、Mstickの電源ボタンのLEDインジケーターが白点滅から青点滅に変化します。
なお、スマホと接続中は、Mstick本体のボタン操作が電源のON/OFF以外不能となります。
Bluetooth接続状態(青点灯)
Mstickのバッテリー残量や説明書を確認できるほか、アプリの各項目を選ぶことで、Mstickを様々な発光パターンで点灯させたり、バーサライターの表示内容設定、輝度/色相指定発光が可能になります。

現在用意されている機能は下記の通り。(今後さらに機能が追加されることになっています。)
・AIR DISPLAY(CUSTOM):本体機能1(AIR DISPLAYモード)で表示する文章、記号、絵文字をソフトウェアキーボードで入力可能。伝送ボタンをタップすることで、設定した内容をMstick本体に反映させます。
AIRDISPLAYの設定画面
・FLASH LIGHT(CUSTOM):Mstickが白色点灯し、画面上の操作で輝度を無段階に調節することができます。
・MOOD LAMP(CUSTOM):Mstickが点灯し、画面上の操作で輝度、色相、彩度を無段階に調節することができます。また、スリープタイマー機能もあり、設定した時間後に自動的に消灯することが可能です。
MOODLAMPの設定画面
・MOOD LAMP(ANIMATION):プリセットされた9つのパターンでMstickを点灯させます。
・AIR DISPLAT(THEME):本体機能1(AIR DISPLAYモード)で表示するグラフィックをプリセットされた18のグラフィックパターンから設定可能。伝送ボタンをタップすることで、設定した内容をMstick本体に反映させます。
・SOUND VISUAL(ANIMATION):プリセットされた9つのパターンで、スマホのマイクで拾った音に合わせた発光アニメーションを行います。
SOUNDVISUALIZERの設定画面
・BICYCLE(ANIMATION):自転車のリアライトをテーマにプリセットされた9つのパターンでMstickを点灯させることが可能です。
・SELFIE(ANIMATION):自撮り用照明をテーマにプリセットされた9つのパターンでMstickを点灯させることが可能です。

基本的に、スマホと接続した状態でしか利用できない機能ばかりなのが残念です。
マイク機能を使うSOUND VISUALはいいとしても、その他はMstickプリセットのアニメーションと置き換えて使えると使い勝手が良かったんですが。
特にBICYCLEはセンサーを使って傾きや加速度に応じて発光パターンを変化させるなど、面白いパターンも用意されているので、このへんをプリセットと置き換えて使いたいものです。
AIR DISPLAYではまさにそうした機能が実装されているので、技術的に不可能というわけではないと思うのですが。
Mstickのファームウェア更新機能もあるので、新機能も含めて今後の更新に期待したいところです。

<さらに追記>
不良品としてMstickを返品後、1週間ほどで新品が届きました。
今度は発光に問題はありませんでした。

DHL発送の手続きは敷居が高いですが、素早い対応はありがたいです。

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Posted by うえの under そのほか
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