8月14

Sitpack ZEN XII

折りたたみ式の一脚椅子「Sitpack」を改良し、さらに携帯性を向上させた新モデル。
https://www.kickstarter.com/projects/rest/sitpack-zen-the-worlds-most-compact-chair-perfect/description
ウェブ上で製品開発の資金を募集するクラウドファウンディングサイト、Kickstarterで出資が募られ、目標数の支持を集めた製品です。
Sitpack ZEN XII
カーボン部品の製造上のトラブル等により当初予定より1年以上遅れることになりましたが、ようやく手元に届きました。
当初予定納期:2018年6月 受取日:2019年8月3日

従来のSitpackはドリンクホルダーに収納できるサイズの折りたたみ椅子というコンセプトで作られていましたが、重量がそこそこありました。
従来のSitpackとSitpack ZEN XIIの比較(収納状態)
新モデルとなるZENではよりスリムな形状となり、軽量化も図られています。
バリエーションとしてアルミニウムモデル(XI)とカーボンモデル(XII)がありましたが、せっかくなのでより軽くなったカーボンモデルを選んでみました。
従来のSItpackとSitpack ZEN XIIの比較(座面)
従来のSitpackでは外装となるフタ部分に直接腰掛ける作りになっていましたが、ZENではストラップの肩当て部分に腰掛ける作りとなっているので座り心地は改善しています。
特に、従来のSitpackでは座る際に座面が滑って安定しにくい印象がありましたが、そのへんはそれなりに解消されました。
こういう構造だと使っているうちに生地が伸びるのではという不安もありますが、ストラップの張り具合を調節できる構造になっているので今後多少伸びたとしても支障がないよう対応はできそうです。
椅子形態への変形その1
椅子形態への変形その2
展開、収納に関しては、肩当て部分を本体の外装部分に固定する、外すのにコツがいるのか結構手間取ります。ストラップ、肩当ての長さに余裕がないので力を入れて思いっきり動かさないといけない印象です。
また、注意点としてストラップの紐がねじれていると肩当てをしっかり固定できません。
そのへんも含めて、扱いやすさという点で見ると従来のSitpackの方に分があるように思います。
従来のSitpackとSitpack ZEN XIIとの比較(脚を最大に伸ばした状態)
シャフトを伸ばし、捻って固定すれば、使い方は従来のSitpackと同様です。
シャフトの節の数が6→4に減っていますが、一番上の節で5cmごとの細かい長さ調節が可能になっています。
また、従来通り設置する角度を変えることでも微調節は可能です。

重量を計測してみると、本体部分のみで約380g。肩当て、ストラップを含めると約455gでした。
従来品は本体のみで約560g、カバー、ストラップ込みだと約700gでした。
持った感じのずっしり感はかなり解消されています。
従来のSitpackとSitpack ZEN XIIとの比較(太さ)
従来のSitpackは外装、シャフトとも樹脂製だったのが、ZENIIでは外装部分がアルミ、シャフトがカーボン製となり、見た目の高級感はあります。
パーツ精度も良好で、耐久性も期待できそうです。
ただ、収納時に外装がぴったり閉じられるわけではなく、少し浮いた感じになるので、すっきりとした円筒形には収まらないのが少し気になります。また、ストラップ、肩当ては取り外すことは出来ません。

Sitpack ZEN XII 同梱物一覧

そんなわけで気になる部分もありましたが、扱いやすさでは従来のSitpack、携帯性、快適性ではSitpackZENという印象でした。
お値段も従来品の方が安いので、何を重視するのかによってどちらにするか選ぶというのが良さそうです。

なお、現在日本のクラウドファウンディングサイトであるMakuakeでも出資を募っています。
https://www.makuake.com/project/sitpackzenx/

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Posted by うえの under そのほか
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