8月27

Metaura Pro

2022年のネッククーラーは接触冷感+送風機能の製品が多々登場しています。
わたしが入手したのはKickstarter版の「Metaura Pro」。
MetauraPro
Makuake版もあるんですが、レビュー記事等を見る限りではロゴマークが違うぐらいで特に違いはないっぽいです。
https://www.kickstarter.com/projects/metaura/metaura-pro-world-1st-wearable-ac-that-blows-cold-air-flow/description
https://www.makuake.com/project/metaura/

MetauraProとG2T-N2の比較
ネッククーラーとしては、同じくKikstarterで入手した「G2T-N2」がありますが、こちらは接触面での冷却のみでした。
が、制御回路の発熱が内部にこもるため冷却効果はあってもそちらの熱で首が温まってしまうという問題があり、加えてしばらく使っていると冷たさに慣れてしまうという問題もあって、残念ながら冷房時には使い物になりませんでした。

Metauraは接触面が首の両脇~後ろの位置となりますが、接触面積が広いこともあってか冷たさに慣れてしまうということが少なく、長時間着用していても冷たく感じます。
MetauraPro・接触面と吹き出し口
送風の吹き出しも同じように、両サイド、首後ろの3箇所から上方に向けて吹くように設けられています。
仕様では「冷房時は周辺温度-4℃の冷風」と謳っているのですが、実際に計測したところでは逆に周辺温度よりも高い温度で吹いていました。炎天下など周囲の温度が高い場合は仕組み上しょうがないと思いますが、冷房の効いた室内(25℃とか)でも同様なのが困ったところ。
細かく見ると、左側面が周辺温度+2℃、右側、背面が+1℃と傾向が違うので、何らかの制御上のミスだったりするのかもしれません。

とはいえ、COOL HUMANで言うところの弱程度の風量(首後ろの風量は弱め)は出るので、それなりに涼しく感じます。
MetauraPro・操作スイッチ廻り
操作は電源ボタンを短く押すことでON→OFF切り替え。長押しで冷房→自動→暖房切り替え。
それぞれLEDが青、白、赤に点灯するので現在のモードが分かりやすくなっています。
+/-ボタンは短く押すと風量を1段階(停止、弱、中、強の4段階)変化、長押しで設定温度を変化します。
なお、設定温度は温度設定変更時に本体脇に摂氏温度でデジタル表示されます。(下写真右側)このデジタル表示は普段はバッテリー残量が0~100%で表示されています。(下写真左側)
MetauraPro・側面デジタル表示部
また、スマホアプリを使用することで、各種操作も可能です。
特に風量は0~100で任意に変更可能となります。
(なお、本体操作時は弱:45、中:70、強:100に相当)
MetauraPro・アプリ画面
ファームウェアのアップデートにも対応しているようなので、今後機能修正や改善があるかもしれません。

「G2T-N2」で気になった制御回路の発熱については、回路と首の間に接触面を配置し、さらに吹き出し口も配置されているので概ね気になりません。(首の角度によっては若干排気熱が感じられる程度)

そうした設計面も含めて出来は悪くありませんが、パーツの合わせ目に髪が挟まりやすいのは気になります。
あと、本体に可動部はなく、首にひっかけるだけで固定する事は出来ませんので、気をつけないと落下の危険はあります。特に首を上に向けるような動きをすると落ちやすいです。
それと、肩こりがある人は重さが気になるかもしれません。(本体重量は約450g)

バッテリーの持ちは、弱風で4時間、中で3時間程度。設定温度ではあまり時間は変わらないようです。充電中は動作不可なので、長時間使い続けることは出来ません。
FAQでは「ファンモードなら8時間連続運転が可能」と記載されているので、今後ファームウェアの更新で送風のみを行うファンモードが実装されるのは期待していいんだと思うんですけど。

あくまで首から上を冷やす機能しかありませんが、冷却効果はそこそこ感じられます。
とはいえ普通に買おうとすると結構なお値段がするので、値段なりの効果があるのかと言われると判断が難しいですね。
MetauraPro・排気ファン廻り

関連する記事

Tags: ,

Posted by うえの under そのほか
« REON POCKET3 / NiKIRIN リカンベントファンデー10月 »

Leave a Reply

You must be logged in to post a comment.