8月04

My Keepon

「きーぽん」をご存知でしょうか?
きーぽん

テニスボールを雪だるまのようにつなげたような小さなロボットながら、表情豊かに動く動画が話題となってました。
http://www.myu.ac.jp/~xkozima/carebots/robot.html

元々はコミュニケーション能力の研究用として開発されたようで、研究開発用としては販売もされていたりするようです。もっとも、数百万とかのレベルではあるようですが。

そのきーぽんの廉価版を商品化するという話はずいぶん前から出ていたんですが、一向に進展なし。半ばあきらめかけていたのですが、先日調べてみると昨年アメリカで発売されたとのこと。
日本でも今年発売予定という話しですが、輸入版がAmazon等で簡単に購入できるようでしたので買ってみることにしました。

アメリカ発売板パッケージ

アメリカ発売板パッケージ


今回製品化された玩具版は外見はほぼ同じながら、中身を大幅に見直した別物になっています。
機能としては、YoutubeなどのPVで印象的な音楽に合わせて踊るサウンドモード、触って反応を楽しむタッチモードの2つに絞られています。
センサー類は、コストのかかるカメラ機能は残念ながら未搭載。音センサーとタッチセンサー(というかスイッチ)が本体内に5つ配置されている程度です。
モード切替は下部に背設置された2つの各モードボタンを押すことで行います。
土台部分。モード切替ボタンとスピーカーが設置されてます。

土台部分。モード切替ボタンとスピーカーが設置されてます。


タッチモードでは、スイッチを押すことで音と動きでリアクションを返してくれます。
スイッチを押す回数、複数のボタンの同時押しなどで若干反応、音が変わったりも。
また、何もせず放置しておくと周囲を見渡したりといった動作もします。
そのまま1分ほど放置するとため息とともにスリープモード(動作停止)。

サウンドモードでは、音楽に合わせてリズムを取るように動いてくれます。
音源をマイク(鼻の部分)に近づけた方が動きが激しくなる傾向はあるようです。
気になるのは、数秒踊ると一瞬動作が止まってしまう点なのですが、コストダウンの影響で動作用のモーター音を拾ってしまうので、音を拾って分析する際に一度動作を止めるようにしているそうです。

まぁ、値段相応といえばそうなのかもしれませんが、物足りない印象はありますね。
やはりこう、じっとこちらを見つめてくるような仕草が印象的だったので、そういうモードがないのも影響してるのかも。カメラは無理でも、赤外線センサーとかでそれっぽくできたんじゃないかなぁ。
あと、サウンドモードの一時停止問題に関しては、いっそのこと開き直ってライン入力を設けてそちらで音を入力するようにすればモーター音も関係なくなりますよね。

ちょっと値段を下げることにこだわりすぎてきーぽんの魅力がそがれてしまっているように思います。アメリカでは既に処分セールに入っている感じですし。

あ、あと乾電池動作ではありますが、単三電池8本と結構電池食いです。
ACアダプタにも対応してますが、12V1.5A、コネクタも小型なので適合するものを
探すのはちょっと大変かも。

小物も似合います。

小物も似合います。


ドール用の帽子なんかは似合うので、モノさえ良ければそういう方向でのカスタマイズも受け入れられそうなんですけどねぇ。

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Posted by うえの under TOY
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