リカンベント試乗編
先日の試乗会で色んな車種に乗らせてもらっていたのですが、やはり通常の自転車と同じようにはいきませんね。
ある程度速度が乗れば安定するんですが、停車からの漕ぎ出しはバランスが取りづらいのと、ペダルを漕ぐと車体がぶれてしまうこともあってなおさら不安定になってしまいます。
それでも平地なら足で地面を蹴ることで少しは助走ができるのでまだいいんですが、少しでも登り勾配があるととたんに難しくなります。
さすがにそんな程度では車道を走るのは難しいでしょうから、もっと練習が必要でしょうね。
とりあえずこのへんは押さえといた方がいいというのは、
・曲がる際にはハンドルに頼らずまずは重心移動で行うようにする
・曲がり角で曲がりきれないと思ったら無理せず降りて方向転換する
・走行速度にあわせてこまめにシフトチェンジする
といったところでしょうか。
ハンドルで曲がろうとすると大きく曲がりすぎてしまいバランスを崩しやすくなってしまうので、基本的には手を添える程度で良さそうです。
直角の曲がり角などではもちろんハンドルを切る必要がありますが、急に大きく曲がろうとすると転倒しやすくなりますし、そもそもフロント駆動構造もあってあまり大きくはハンドルを切れないので、難しいと思ったら降りてしまうべきかと。
シフトチェンジに関しては安定性を保つためにも速度維持は重要なので、気を使った方が乗りやすくなりそうです。また、68tの場合は前後とも外装式変速なので、特に停車直前ののシフトダウン操作も忘れないようにしないとスムーズな漕ぎ出しができなくなります。
そんなこんなでずいぶん勝手は違うんですが、サイクリングロードなどの平坦、まっすぐな道である程度速度を出してしまえば気持ちよく走ることができます。
通常の自転車との違いは腰への負担がないことと、走行時の視界。
姿勢の関係上、体重をかけてペダルを漕ぐことはできないので足はそれなりに疲れます。高速走行時には背中をシートに押し当てるようにしてペダルを漕ぐことになるので、また違った筋肉を使うことになりそうです。
走行時の視界は、寝そべる姿勢なので空が大きく見えるというのもありますが、普段より低い視点になるので風景が違って見えます。
夜間には対向車のヘッドライトが直接目に入りやすくなるので、そのへんは注意が必要になりそうです。
とりあえず、しばらくはサイクリングロードや人通りの少ない裏道を中心に走り込んで慣れていくしかないですね。
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2 Responses to “リカンベント試乗編”
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1月 5th, 2012 at 23:32
初めまして
検索で飛んできました
闘神と申します。
東京のリカンベントライダーです
Cobraに乗って3年ほど経ちます
リカンベントの基本は「全身脱力」
漕ぐとき使うのは「脚」だけ
これが疲れない走り方です
ペダルにビンディングを付けてからが
本領発揮です
背筋を使うような走り方だと
膝を壊しますのでご注意ください
タイヤを細くすればCobraはけっこう速く走れますよ
ケンダの1.1インチが手に入るものでは一番細いと
思います私も使っています
1月 7th, 2012 at 23:40
はじめまして。
ブログはかねがね拝見させて頂いてます。
Cobra購入に際しては大変参考にさせて頂きました。
リカンベントは情報も少ないので助かります。
ピンディングはバランスを崩しやすいだけにちょっと怖くもありますね。
タイヤはPRIMOの20″X1,1/8のようです。
年明け以降はなかなか暇がなかったり体調を崩したりでまだ乗れていないのですが、アドバイスを参考にいろいろ試してみます。
ありがとうございます。