新・乙女素体(仮)<ドールショウ37参考展示モデル>
従来の乙女素体からパーツを一新した新素体を開発中です。 身長は約15cmとほぼ変わりませんが、頭身を上げて全体的に細身で仕上げています。 これにより、最近豊富になりつつある1/12用の小物やドール服等の流用が容易になったかと思います。 各部の関節構造も見直していますが、基本的に関節部がなるべく目立たないよう設計してみました。 そのため、現時点では可動範囲が若干犠牲になっている部分もあります。 また、従来の乙女素体ほど素直に関節が動かないので、扱いにくくなってしまっています。 メンテナンス面も同様で、パーツ数の増加、ゴムひもの経路の複雑化で組み立てが非常に面倒になってしまいました。 この辺はできるだけ改善を図りたいところです。 | |||||
■上半身の関節新しく盛り込んだのが、以前から考えていた胴体部を胸部、鎖骨〜肩甲骨部、首部のブロックに分割する構造。首〜肩にかけてのラインをより自然にしたかったのですが、その分可動面はまだもう一歩というところです。 | |||||
■腕の関節肩関節を保持力を保てるような構造にしたのと、上腕にロール軸を追加した程度で、肘以下はあまり変わっていません。が、現状では下腕が太め、長めになってしまっているのと、手首が太いのでこのあたりは作り直す予定です。 ハンドパーツは親指以外の4指が一括可動という形での可動を盛り込んでみました。 小物を持たせやすくするためにと考えたわけですが、もうちょっと指の形状を考える必要がありそうで、現状では細いものでないと保持させにくいようです。 また、ゴムひもの通し方ももう少し目立たない方向で見直したいですね。 | |||||
■股関節従来同様の球関節ですが、一回り球を小さくしてカバーパーツで隠すという構造としています。 が、球を小さくしたことで可動範囲は狭くなっています。それならば腿側のカバーパーツをもう少し大きくしたいところなのですが、それもすんなりとはいかない状態で。 調整が具合が難しいです。 | |||||
■脚の関節足首は球の位置を変えていますが、足先はほぼ同じです。大きくいじったのは膝関節。可動の軸となる部分を小型化して、大きく可動するよう軸の中心を膝の裏に配置しました。 このため膝を曲げるとラインが大きく崩れるので、膝の上下に小さなカバーパーツを設けています。 これらは、引き出して関節部分にひっかけることで関節保持の役目も果たすことになります。 このあたりは形状を工夫すればもっと効果的になりそうですが、膝関節の可動範囲が思ったより確保できず、またゴムひもの通し方が特殊なので膝をまっすぐ伸ばした状態に戻りやすくなってしまっています。 | |||||
■小物について手持ちの小物、武器類については、現状片手での保持は安定しませんが、両手で支えればなんとかなります。ドール服は1/12準拠ですが、胴体、手足とも太めなので、余裕のある服でないと通らない可能性はあります。 ドールアイは6mmですが、市販品ではあまりないサイズでしょうから自作も検討しないといけないかも。 ウィッグも同様ですね。 |
などなど、まだいろいろ問題のある状態です。 パーツの作り直しなどもあるので、完成目標は9月ごろとしておきます。 ちなみに名称はまだ検討中です。9月までには考えておきます… |