最終更新日:2008/11/01

乙女素体(可動ボディ)

<試作段階その2>

素材ウレタンキャスト
パーツ胸部2パーツ・太もも2パーツ×2
従来の乙女素体と基本的には同じパーツ構成で、胸部、大腿部(写真のピンク色の部分)が新規パーツとなります。
胸部が胸下関節追加で縦に若干高くなったこと、肩関節の周囲を大きく開いたこと、大腿部のスリム化(意識したわけではなかったのですが、整形のため削り込むうちに細くなってしまったようです)で細身の印象となっています。
胸部、大腿部パーツ以外は従来の乙女素体と共通パーツとなります。
腹部のスリット形状はまだ検討中なので、今後変更になる可能性があります。 胸部は胸を若干増量してみました。ですが、服を着せてしまえばそれほど変わらないようです。

胸部の改善点は、一番大きな変更点が胸下関節の追加。 主に水平ロール用の関節ですが、若干のひねりは可能です。
このため、S字立ちやモデル立ちもしやすくなりましたが、このへんも服を着せるとそれほど違いは分からないかも…

また、肩の可動範囲を広げたことで、より腕の動きが大きく、自然に動かせるようになりました。
その分関節が目立つようになってしまいましたが、そのあたりは可動範囲とのトレードオフということで。
肩を入れたポーズが取りやすくなっています。
大腿部の前半分のパーツをスライドさせた状態。 大腿部は、1パーツだったのを前後2パーツ化にしました。
前パーツが膝方向へスライドするようになっており、これにより股関節をより深く曲げられるようになっています。
半面、合わせが難しく、どうしても分割線が目立ってしまいます。 このあたりは根本的な解決が難しいので、可動範囲よりも見た目を選びたいということであれば、従来パーツとの選択を可能ということで対応するしかないかもしれません。

なお、懸念していた強度面に関しては問題ないようです。

胸関節、大腿部の改善により、体育座りが安定するようになりました。
さすがに胸元まで膝を寄せることはできませんが、だいぶ自然なポーズに近づいたと思います。
肩関節の改善も影響があったかもしれませんね。
関節保持力に関しては、関節、スリット部の形状を工夫することによってすべり止め加工などをしなくても十分保持できるようになっています。
直立ポーズでの自立はもちろん、ある程度ポーズをつけた状態でも自立が可能です(もちろんバランス調整が必要ですし、長時間飾るのであればスタンドの使用をおすすめします)。
さすがに片足立ちはバランスを取るのが難しいです。 手首の可動に若干クセはありますが、腕で体を支えることは十分可能。
寝そべりポーズも自然にこなせます。 足が上がるようになったおかげで、膝を組んで座るポーズもさせやすくなりました。
腰を落としたポーズでもしっかり自立できます。
なお、現在は試験的に足の指先にも関節を入れてみています。
靴をはかせてしまえば無用の関節ですが…いかがでしょうか?
立て膝ポーズには必要な関節と言えるかも。 正座も足を伸ばすことでより自然に。

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