Diary 2007. 10
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10月31日 (水)  除湿機

探してみたら、それなりに安いものはありますね。
普段から使うというわけでもないと思うので、できるだけコンパクトなものの方が助かるんですけど、そうなるとこのあたりになるのかな?
http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/column/2007/07/03/988.html

ただ、小さいだけに除湿能力は低いなようですから、これで十分な効果が得られるのか疑問ではあります。実際のところ、どのくらいの湿度まで下げれば溶液への影響が抑えられるのかもよく分からないですし。

http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/column/2007/08/06/1129.html
こっちも良さそうではあるんですけど、気温15度以下、湿度40%以下では機能しないってのが痛いなぁ。今の時期でも暖房入れないとダメかも。

どうも、最初のも同じベルチェ式みたい。小型タイプは全部これって考えた方がいいのかもしれません。


除湿機には3つの方式があって、1つがコンプレッサー式。クーラーと同じような構造で、気温が高い夏場に威力を発揮しやすいものなんだとか。
もう1つがデシカント方式で、コンプレッサー式で用いるフロンを使用しない方式。ヒーターを用いて水滴を抽出する関係で気温の低い冬場に強く、排気が熱い、消費電力が高いという問題もあるようです。コンプレッサー式よりは軽量化できるみたいですけど。
で、もう1つがベルチェ式。構造が単純なので小型化、省電力化が可能な半面、気温15度以下、湿度40%以下では機能しないという制限があるそうで。排気も熱くなるようなので、狭いところで動作させる分にはよほど寒くない限りは案外問題はなかったりするのかも。
それに、他の方式でもそういう制限はあるみたいなんですけどね。デシカントの場合は1〜40度以内、湿度20%以上とのこと。それに、やはり低温では除湿能力は低くなってしまうみたいだし。


あんまり大きいものを買う気はしないんだけど、小型のものはこういう動作条件があるもの、あとは吸湿剤を使ったものしかないとなると、そうも言ってられないかなぁ。

でなければ、冬場限定ではありますが暖房で湿度をコントロールするか。
10月30日 (火)  キャスト考察

混合比、結構難しいです。B液が少ないと色ムラができるし、多すぎると透明になっちゃうし。
気泡も、脱泡剤を入れても完全には消せないですねぇ。すでに吸湿してる分は除去できても、作業中に吸った水分は除去できないのかも。混合後20分置く必要もありますからね。

そうなるとやはり湿度をなんとかしたいので除湿器を見てきましたが、安いもので\7,000〜\10,000と、加湿器に比べるとかなり高め。
…やっぱり、使用するキャストを見直すべきなのかな。

で、色々調べて一覧表にしてみました。
ハイキャストが一番スタンダードな製品らしいので、評価はそれを基準にしています。

商品名…可使時間/硬化時間/品質/流動性/価格/色/取扱店
・ハイキャスト(キシレンタイプ)…90秒/10分/○/○/\2,625(1kg)・\4,725(2kg)/アイボリー・ホワイト・ブラック/スポーツホビー
・ハイキャスト(キシレンフリー)…120秒/10分/○/○/\2,625(1kg)/ニューフレッシュ・アイボリー/スポーツホビー
・レジンキャストEx(キシレン)…120秒/10分/○/○/\3,654(kg)/アイボリー/ポストホビー
・レジンキャストEx(ノンキシレン)…120秒/10分/△/△/\4,179(kg)/ホワイト/ポストホビー
・造型村EX-CAST(キシレン)…180秒/30分/△/◎/\2,100(1kg)・\3,675(2kg)・\8,925(5kg)/ホワイト・クリア(発砲が多い)/ボークス
・Mr.キャスト(キシレン)…120秒/15分/△/◎/\4,189(kg)/ホワイト/ヨドバシカメラ
・Mr.キャスト(ノンキシレン)…120秒/15分/△/◎/\4,189(kg)/アイボリー/ヨドバシカメラ
・ファストキャストF18(ノンキシレン)…210秒/45分/◎/◎/\6,090(1.8kg)/スポーツホビー


スポーツホビーで取り扱っているファストキャストが一番いいように思えてきました。硬化に時間がかかるのが難点ではありますが、その分流動性が高いので気泡の抜けが良く、硬化後の収縮など品質面に定評があります。においも気にならないレベルとか。
精度を求めないのであればボークスのEX-CASTが安価で入手もしやすく良さそうではあるものの、こちらは収縮が大きいようなので、パーツの合いが悪くなってしまう可能性が高そう。
流動性で選べばヨドバシで売ってるMr.キャストが優れているようなのですが、こちらは硬化直後は脆く複雑な型だと脱型時に破損しやすいそうで、少なくとも今の型には向いてなさそう。

値段が高いとはいえ、今のように使い物にならないパーツを量産して無駄にするよりはよっぽどマシだし、ホビーキャストが500gで\2,000ということを考えると、実は安かったり。
それに技術でカバーできない分はいいものを使えばカバーできるかも。

時間がかかるにしても、イベント直前のような時を除いては問題ないと思います。そもそもそこまでギリギリになってる時点でダメダメですし、脱泡剤を使ったりB液を多めにしてたら1時間ぐらいは硬化にかかるんですよ。だから、特に気にはならないように思います。
10月26日 (金)  一難さってまた一難

1日経過しましたが、色ムラは出ていません。小さな気泡も表面的なもので、一時期ほど内部に気泡が入り込んでいる状態ではありませんでした。
結局1本分は気泡で無駄になってしまったわけですが、やはり取り扱いの過程で湿度が入ってしまったのかな、と。流しの近くで作業をしていたというのもありますし。

キャストもシリコンもそうですが、材料をケチらないことが失敗しないコツなのかな。あと、手間も惜しまないことですね。とはいえ、ある程度は見切りをつけないとキリがありませんから、そのへんは数をこなして加減をつかむしかないんでしょうけど。


で、色ムラに関しても解決できたようなんですが、また新たな問題が。
ヘッドの型がもう限界のようで、目の周辺に欠けや気泡が入るようになってしまいました。
元々、イベント前日に急いで作った型なので作りが雑で、ヘッド内部に最初から裂けができてしまったりしたんですが、それを誤魔化してなんとか使っている状態でした。

ただ、問題があるのは片面だけなので、とりあえずはそっちだけ作り直せばまだ使えるかもしれません。それで済めばシリコンも時間も節約できるんですけど。

まぁ、作り直した方が一番確実ではあるんですけどね。これでミスがあればまたシリコンが無駄になっちゃうわけですし。
とりあえずヘッドは多めに作ってはあるので(気泡とかが入ってしまっているものも多いんですけど)、本体をある程度作ってから対処する、ということで。

20071026-1.jpg

10月25日 (木)  今のところは問題なさそうですが…

まずは色ムラの解決を、ということで、マジックインキ+B液多め、で作ってみてます。これで解決するようならコピックを買い直さなくてもいけるかも。

ただ、今度は細かい気泡が出てきてるかな。やはり空気中の湿気を吸ってるようで、後で使ったものほど気泡が多いような印象。ちなみに今回は換気しても50%前後の湿度でした。
このへんは脱泡剤でカバーできればいいんですけど(今回は使ってません)。


で、色ムラ対策の結果が出るまではキャストを使ってもまた無駄にしてしまうだけなので、ヘッドの表面処理を進めたり。
大まかな形を作った後は、紙やすりで削って形を整えていきます。

20071025-1.jpg

10月24日 (水)  色ムラ対策…

気泡は許容できるレベルになったんですが、色ムラは相変わらずでした。
硬化直後は問題ないように見えるんですが、時間が経つごとに部分的に色が薄くなってきます。これが結構目立つんですよねぇ。

攪拌が足りないんじゃないかと思って混ぜる時間を長めにしてたんですが一向になくなってくれません。気泡を抜くには硬化し始める前に型を叩いて処置した方がいいので、できれば攪拌時間は必要最小限にしたいんですよね。

というわけで、着色方法を変えてみることにしました。
これまではマジックインキの補充用インク(橙)を使っていたんですが、これをコピックのバリアスインクに。コピックの方が気泡など溶剤への影響が少ないらしいので。

とりあえず似たような色ということでR08(バーミリオン)を購入して試してみたのですが…青みがかったピンク色になってしまいました。
写真ではアニメやCGの肌色っぽく写っていますが、実物は肌色とはほど遠い感じです。もっと薄れめれば美白っぽくなるかもしれないけど…
こりゃ別のインクに買いなおさないとダメですね。バーミリオンって考えてみたら赤だけで黄色入ってないし。そりゃピンクになっちゃうか。

しかも、うっすら色ムラが出てきてる…


こうなるとインクが原因ってわけでもないのかな。攪拌が不十分、あるいは攪拌の仕方がダメ。
もう1つ、調べてみるとB液の混合量を増やすと解決する場合もあるらしいという情報が。確かにA液にインクを少量とはいえ足してるわけだから、気持ち多目にしなくちゃいけないか。

このへんの見直しでうまく解決できればいいんだけど…

20071024-1.jpg 20071024-2.jpg

10月23日 (火)  解決?

どうにか固まってくれました。
ただ、クリアータイプでもないのになぜか透明感があるまま固まっているんですけど。普通に硬化した場合と違って弾力があるので、まだ完全には固まっていないのかもしれません。

で、気泡なんですが…相変わらずです。
透明なので気泡の入り方がよく分かるんですが、表面が滑らかなところよりは複雑な面に、側面よりは上下の面に入りやすいようです。パーティングライン付近に明らかに集中してますし、上面、底面には細かい気泡が集中してます。
また、パーツの中でもキャストが流れるゲートとゲートの直線間に気泡が多いようにも見えます。

これだけ大きい気泡が抜けないってことは…あるいは硬化開始時間がキシレンタイプよりも速くて、流し終えた頃には既に固まり始めてて気泡が抜けにくい状態になってるのかも。


ともあれ、とりあえず適量で試してみることにしました。

…大丈夫っぽい感じです。細かい気泡が1個2個ある程度で、内部には特に入ってないようですし。ただ、しばらく放置すると色ムラが出てくる場合があるので、まだ安心はできないんですけど。

今回使ったのは新しく開けたものなので、まだ湿気を吸ってなかったのかもしれません。

これならなんとかなりそうです。

20071023-1.jpg 20071023-2.jpg

10月22日 (月)  実験失敗…?

天気も回復したので、脱泡剤を使ってみました。

混合比はレジンキャストA液に対して1%。とりあえずテストということで1つの型の分量のみで行うので、使用量は4g。その1%となると0.04gとなるわけですが、さすがに正確に計量もできないのでスポイトにとって少量を混合する、といういいかげんな軽量で行いました。

…やはり混合比は正確に行わないといけないようで。
なかなか固まってくれません。まったく固まらないのならそれはそれで除去しやすいんですけど、現状ではガム状になってます。
このまま硬化しないようだと最悪型の作り直しをしなくてはいけないかも…とりあえず明日まで放置してみて、少しは固まってくれるといいんですが。

20071022-1.jpg

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