ドールアイを使用した人形の写真を撮影する際に困るのが、目の部分が暗くなってしまう点。
他の部分よりも奥まっていますから仕方ないといえばそれまでなんですが、常にライティングに気をつかう必要があったりと何かと不便です。 グラスアイを使用すればアクリルアイに比べ若干の改善はできますが、それでも完全に解決できるわけではありません。 その1つの対策となりそうなのが、「ドールアイにLEDを仕込んで発光させる」という方法。 目が自ら光ってくれれば確かに暗さで悩むことはなさそうです。 というわけで、ミニSDのアクリルアイで試してみました。材料は白色のLEDx2、ボリューム抵抗、抵抗、電池ボックスなど。 一番高いのがLEDで、1個200円〜400円しますが、まあ全部で1000円ちょっとでしょうか。 | |
回路自体は非常に単純ですから、ある程度の知識があれば悩むこともないでしょう。
問題は電池ボックス。
スペースを小さくする関係もあって小さなボタン電池3つを使うわけですが、これにちょうど合うようなものは売ってません。 |
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一応基板上にもスイッチを付けてありますが、このままではLEDのON/OFFの度に頭部を開く必要があるので、後頭部のプレート部分にスイッチのレバーが少し出るよう取りつけました。
ここなら目立ちませんし、プレートを貼りつければスイッチを隠すこともできます。 |
アクリルアイを前後で2つに分け、中にLEDを仕込みます。 そのままでは頭の中に光が漏れてしまうので、アイの後ろ側は銀色で塗装し、光を前面に反射するようにします。
また、アクリルアイの場合はグラスアイに比べて明るくなりがちなんですが、ボリューム抵抗のほかに、中に紙をはさむことで明るさの調節は可能です。 このほか、LEDの発光を分散させるためのLEDカバーを使ってみました。 効果のほどは…?ですけど。 |
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LEDに関してはいくつか注意が必要です。
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さて、実際に発光させてみるとこんな感じです。 内側から光っているため、若干の不自然さはありますね。 どちらかというと薄暗いところで発光させるよりも、それなりに明るいところで発光させたほうが写真写りはいいように感じます。 …暗いところで光らせると、ちょっと怖いですし。 |