1/6ドールにしろミニSDにしろ自立はできないわけではありません。 1/6の場合は胴体にくらべ足が小さいので安定せず、ミニSDはというと足はしっかりしているものの関節保持力が弱いためこれまた安定しません。 当然ボークスなどにも自立用のスタンドが売っているわけですが、これが結構高価だったりします。 こういうところにお金をかけるくらいなら他の方にまわしたいので、なんとか安く作れないかと考えてみました。 | |
「安い」といえば100円ショップ。 そこで目に止まったのが木製のトイレットペーパーホルダーです。 底面にはすべり止めのゴムも貼ってあり、ベースとしての使い勝手は良さそう。 というわけで、これを土台にして色々試してみました。 |
|
|
軸の部分は底面から木ネジを外せば簡単に分離できます。
まずはこの木ネジをそのまま使い、細い木の棒を軸にしてその先端に針金で支えを作ってみました。 |
| |
それならば、ということで軸、支えの部分を針金にしてみました。(写真右) 使用したのは、同じく100円ショップで売っているS字フック。 これの片方をまっすぐに伸ばし、もう片方はカーブを残して整形。 土台への固定は、ネジ穴にポリキャップ(ミニSD付属のもの)を使用しました。 これはそれなりに使えましたが、ポリキャップでは固定が弱いため安定性に欠ける部分があります。 さらに、高さの変更ができないので靴などを履かせてしまうとしっかり支えることができなくなってしまう、という欠点が。 というわけで、高さを調節できるように「のびーるミラー」を使うことにしました。(写真左)これはロッドアンテナのようなものの先端に小さな鏡が付いている、というもの。 鏡の基部はボールジョイント状になっており、可動性もそこそこ。 また鏡の反対側にはネジ穴があり、土台とは3mmのネジでしっかり固定できます。 支えのサドル部分ですが、ボールジョイントに合うものが必要なため「自由樹脂」(熱湯でねんど状になるプラスチック)を使用してボール部分を複製し支えの部分は適当に自作、ということにしました。 高さ調節が可能ということで使い勝手は向上しましたが、ボールジョイントが意外に弱く、ミニSDではドールの重さに負けてしまいます。 | |
|
で、支えの形状を見直してみました。
重さを軸に逃がすことでしっかり固定できます。
問題点は、支えの部分が大きくなってしまったため、1/6では使いづらいという点ですね。 |
自由樹脂は\300〜\400程度ですが、それでも\700あれば作ることができます。 ただ、のび〜るミラーが店によっては入手しづらいかもしれません。 先端が鏡ではなく磁石なっている同等品もあるようなので、それで代用できるかもしれませんね。 まあ、工夫次第では色々作れそうです。 |
|