最終更新日:2008/11/01

MSD可動手首キット

<試作段階その2>

素材ウレタンキャスト+ゴムひも+しんちゅう線
パーツ肘関節球・下腕・肘内側・手首球・手のひら・指5本(両手分)

形状自体は「試作段階その1」とほぼ変化はありません。 キャストへの置換えをして、両腕分を組み立てた状態です。
両手分完成
肘の関節の内側が沈み込むようになっています パーツの合いも問題なく、懸案であったひじ関節内側のフタ(沈み込んで可動範囲を広げる)の動作も問題ありませんでした。
ヒンジなどはなくはめ込んでいるだけなのですが、腕のゴムひもをバネのように使って元の位置に戻るような仕組みになっているので、組み立ても簡単で無駄のない構造となっています。
ウィッグにひっかけて保持している状態 こちらは親指をあごの下にひっかけている状態
一重関節ということもあって可動範囲はもう1つなんですが、標準状態に比べれば格段に改善されますし、見栄えを気にしなければ干渉部分を削り込んでやれば若干の改善は可能になる…はず。

手をあごや耳のあたりに持っていくポーズは、指をあごやウィッグにひっかけることで一応可能です。

グー…というにはちょっとつらいかも 指は軽く曲がった造型なので、敬礼時のような平手ポーズは難しいです
指の可動は、グーは軽く握る程度。 ですが、チョキはそれっぽい形になります。

手を開いた状態も指は若干左右にも動くので、手をいっぱいに広げた状態、チョップ状態にもできます。

関節保持力、というか握力はさすがに十分とは言えない状態です。 物を持たせるにはうまく指にひっかけるなどの工夫が必要になるかと思います。

なお、左右で親指付け根の開き具合が変えてあり、右手は太めのもの、左手は細めのものを持たせるのに向いています。

基本的に、物を持たせる場合は指にひっかけて乗せるような感じでないと保持は難しいかと思います(コスモスのナイフ)
小指と肩で支えています(ガンハンマー) 重さのある物を持たせる場合は、握力よりも肩、肘の関節保持力が問題になるようです。 肩となるとこのキットでの対応は難しいのですが、何らかの対策を考えてみたいところ。

実際のところ、うちのミニSDは肩、肘にOリングを組み込んでいるので、無改造状態でどうなのか確認できない状態だったりします。

場合によっては、ごく軽いものでも保持できないかもしれませんねぇ。
以下、小物と絡めたポーズ例です。
アイウェアシリーズのメガネ ミニチュア携帯電話シリーズ
ミニ三味線 コスモスの折りたたみナイフ付きメリケンサック
腰に手を当てたポーズ スカートを広げるポーズ

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