最終更新日:2008/02/29
原型仮組段階ですが

MSD可動手首キット

<試作段階その1>

素材ファンド+ウレタンキャスト+ゴムひも+しんちゅう線
パーツ肘関節球・下腕・肘内側・手首球・手のひら・指5本
お値段、大きさともにお手頃ながら、可動面の改善などてこ入れがいまいち感じられないミニSD。
しかしながら、最近では携帯電話のミニチュア、メガネなどミニSDにちょうど合う小物類も多く発売されるようになりました。

そこで、そうした小物を効果的に扱えるようにと手、腕まわりの可動を改善できないかと考えてみました。

指のゴムひもの先は手首球の中へ入れるので、写真のように目立つことはありません。 まず問題になるのが手。 一応オプションとしていろんな表情の交換用手首が用意されていますが、いちいち交換するのも手間ですし、小物にちょうど合うものがあるとも限りません。
というわけで、指が可動する手首を作ってみました。 とはいえ指の付け根部分のみ可動なのでつけられる表情もある程度限られてしまうのですが。
また、本体同様ゴムひもを使った球体関節なので、保持力も十分とは言えません。

それでも可動部分が増えることで、動かす楽しみは格段に大きくなると思います。

で、実際に試してみて気になったのが肘関節の可動範囲の狭さ。 せっかく携帯電話をつかむことができるようになっても、電話をかけているように顔に近づけることができません。
関節部分を削り込むにも限度があるので、これを改善する下腕部を考えました。

肘の内側の干渉する部分が沈み込むようになっています。 さすがに下腕部のみの変更では十分曲がるようにはできませんでしたが、それでも十分可動範囲拡大の効果は得られるかと思います。

可動範囲の比較。
以下、小物と絡めたポーズ例です。
腕組みポーズ 胸に手を当てるポーズ
もののふシリーズの太刀 ミニチュア携帯電話シリーズ
ギャグ缶ジュースシリーズ GUNシリーズ
あとは細かい調整と表面処理をしたうえでキャスト置き換え、ということになるのですが、上腕パーツのような中空部分をどうするかが悩みどころ。 乙女素体の場合は2mm程度の穴なのでキャスト複製後にドリルで穴あけしてますが、さすがにこれだけ大きくなると削りカス分のキャストが多いわけで、もったいなくて。

なお、下腕パーツは左右とも同じ形で使いまわす方向で考えています。 そういうこともあって、写真では片腕のみの組み込みとなっています。

指さしポーズ

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