10月13日 (木)  膝関節の検討

イベント関係も一区切りつき、ここのところは人形の膝関節構造についての検討を進めていました。

舞乙女素体では内部のゴムひもを前後に分けて、1つは膝関節、もう1つは関節を目立たなくするカバーパーツに充てるという構造としています。
利点として、直立状態での安定性が良好という点が挙げられますが、ゴムひものテンション調整が難しいのと、パーツ構造が複雑になってしまうという難点もあります。

舞乙女素体は1/12相当としていますが、実際にはもう少し大きめで、服や小物類等流用できないものもあります。
球体関節人形は内部にゴムひもを通す関係で、各パーツに1.5〜2.0mmの穴を開ける必要があるため、小さいパーツで構成するのは難しいという問題があります。
猫人形の場合は、ゴムひも自体をさらに細いものとすることで0.8〜1.5mmの穴で済むようにしていますが、ゴムひもが細くなる分ゴムひものテンションはどうしても弱くなってしまいます。
このため、使える人形の大きさは限られてしまいます。

ともあれ、1/12として流通しているアクションフィギュアと同様の大きさで作るとなると、関節の単純化は必須です。
まぁ、乙女素体の構造でそのまま小さくするというのもアリなんでしょうけど、どうせならもう一工夫考えたいなと。

そんなわけで、膝関節から考えてました。


舞乙女素体でも消化しきれなかったのが膝を深く曲げた際の足のラインなんですが、膝下でパーツ分割して太もも裏の形状に沿うように変形させるしかないのかな、というのが今のところの結論です。

先に作りたいものもあるので、実際にこれを使うとしてもだいぶ先のことになりそうですが、良さそうなアイデアが浮かんだら随時検証はしていきたいです。
舞乙女素体や猫人形も改良の余地は色々ありますので、そちらもおいおいバージョンアップは考えていきたいと思ってます。

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