1月21日 (火)  今後の開発予定

ドールショウにて、SDCuteや幼SDあたりのもっと手が小さいドール向けの指可動ハンドは作れないか、との問い合わせがありました。

現在のSD、DD用でも強度的に限界のサイズで、それでも純正のハンドパーツに比べると若干大きくなってしまっています。
残念ながら、現状の関節構造でさらに小型化というのは難しいというのが結論です。

ただし、もっと小型化が可能なアイデアが出れば話は別で、現在その方向で模索中ではあるのですが、特に全指関節可動となるとハードルが高くまだ目処はたたない状況です。

それに、該当するドールが手元にないため、ドール本体、またはハンドパーツを調達する必要も出てくるので、アイデアがまとまったとしてまずはMSD、SD、DD向け製品のリニューアルが先ということになりそうです。

さらに新素体の開発を現在最優先としているので、早くても1年後など、気長に待っていただくことになるかと思います。


で、一応アイデアが無いではないので、新素体の方で簡単に指関節を入れてみました。
従来は親指以外をくっつけた簡易可動でしたが、今回は親指以外の指が独立して可動できるようにしています(ただし、指の根本のみ)。
さすがに1/12程度のサイズでは強度面で不安がありますし、見栄え、関節の合いなどもあるので、実際に取り入れるにしてももっと改善は必要でしょう。
あと、パーツがかなり小さいので組み立ても面倒というか、パーツ管理にも不安がありますね。基本的には組み立て済みでの販売ということになるので、あくまで製作側の都合なんですが。

あと、手の表情は広がるものの、保持力は期待できないので小物の保持も厳しいです。1/3サイズなら何か対策は取れるかもしれませんが、このサイズでは厳しいかも。

そんなこんなでいろいろ試しつつ進めていくつもりですので、お待たせすることになるかもしれませんがよろしくお願いします。

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