-コンパクトデジカメ・DJ-1000(DJ-1000/DC-3Z)-
最終更新日:2004/03/16

先日、亜土電子工業/三菱のデジカメ「DJ-1000」を入手しました。
4〜5年前のデジカメですが、低価格、軽量化を突き詰めた、現在のおもちゃデジカメのはしりです。

PCカードとの比較 手持ちのPCカードと大きさを比べてみました。
ごらんの通りの手のひらサイズ。
ガワは金属製で、意外にしっかりした作りです。

デザインは非常にシンプルで、一見カメラっぽくはありません。 厚さも1〜2cm程度で無駄な出っ張りもなく、電池などを含んだ重量は約100g。
ポケットに入れて持ち運ぶのには非常に便利です。

スイッチは電源スイッチとシャッターのみ。撮影したデータの削除はできなかったりします。
まあ、液晶で撮影した画像を参照することもできないわけですから、必要ないかもしれませんが。
記録メディアはコンパクトフラッシュ。 現在のおもちゃデジカメはほとんどが本体メモリのみなので、これはうれしいところです。

説明書には15MBまで対応とありますが、実際にはもっと大容量のものでも動きます。
ただ、電源を入れてから撮影可能になるまでの時間は長くなってしまうようです。 付属の2MBや15MBのものなら、3〜5秒といったところ。

電源は単4電池2本。充電池も使用できます。
液晶ファインダー、状態表示の液晶もないので(LEDのみ)、撮影可能枚数は200枚以上というかなりの長寿命。
背面。フタを外してコンパクトフラッシュを取り出したところ
向かいのアパート・DJ-1000で撮影 向かいのアパート・DC-3Zで撮影
画素数は25万。撮影可能距離は50cm〜∞。接写ができないのは残念。

記録方式は独自のファイル形式で、サイズは128KB固定です。
2MBのCFなら15枚、15MBのCFなら113枚の撮影が可能です。

で、気になる画質ですが…かなり悪いです。 上の画像は、左がDJ-1000で撮影したものを0.8倍に縮小したもの。 右はDC-3Zのものを0.4倍したものです。

DJ-1000で撮影した画像は、Windows95/3.1で専用ソフトを使ってBMPやJPEGにコンバートします。 画像サイズは320x240と504x378を選べますが、画質はあまり変わらないようです。
他にも、PhotoShop用のプラグインが公開されていたりします。

曇空・DJ-1000で撮影 曇空・DC-3Zで撮影
撮影条件は、曇天、自宅の窓から空を撮影。必要以上に暗く写っています。

暗所にはかなり弱いので、ちょっと暗くても結構ノイズが入ってきます。 当然逆光にも弱いです。室内での撮影には向いてません。

色合いは派手さはありませんが、悪くはないですね。
ただ、コンバートソフトでそのまま変換しただけでは、いまいちだったりします。

青空・DJ-1000で撮影 というわけで、おすすめなのが、HARUYAさんが公開している「DAT2BMP」というコンバートソフト。 DOS用なのでWindowsで使用するにはDOSプロンプトを使用しなければいけませんが、使い勝手は悪くないです。

晴天、曇天時などの状況に合わせたオプションが用意されているので、設定も簡単。 細かい設定も可能です。もちろんワイルドカードを使えば、一括変換も可能です。

上の画像では、晴天時のオプションと画像をシャープにするオプションを使ってみました。 画像はリサイズせず、そのままです。

気になるのが、スキャンラインのような横線が入ることです。 撮影条件に寄らずだいたい入ってくるようですね。
シャープにするオプションを使わなければ少しは目立たなくなります。 また、画像を縮小しても誤魔化せるようです。

撮影条件は、晴天、順光の屋外。これが一番いい条件です。
↑一番いい条件は「直射日光のない曇天、順光」とのことです。 横線もそれほど目立ってはいませんし。

が、入っていないわけではないので、設定次第では目立ってきます。
コツとしては、シャープにするオプションはあまり使わず、色を薄めに指定する、といったところでしょうか。

最もいい条件での撮影
虹を撮影・その1 虹を撮影・その2
ちょうど虹が出ていたので撮影してみました。
持ち運びやすく、電池、メモリの心配もしなくていいので、外出中のメモ用としては威力を発揮してくれそうです。

写真の撮影間隔は2〜3秒といったところ。なんとか許容範囲でしょうか。
ただ、光学式ファインダーでのぞいた風景と、実際に撮影される画像にズレがあるのは困ったところです。 これに関しては、数をこなしてコツをつかむしかなさそうです。

失敗写真・その1 失敗写真・その2
あと、注意が必要なのが光です。 強い光、反射光を撮影すると、上の写真のように緑の線が入ってしまいます。
左は建物の窓の反射光が原因。右は直接太陽を撮影したもの。

これは「スミア」という現象で、DJ-1000に限った現象ではありません。
しかし、DJ-1000ではちょっとの光でもスミアが起こりやすいので、注意しなくてはいけません。


というわけで、DJ-1000は長所、短所がはっきりしたデジカメです。メモ用と割りきらなくては、使えないでしょう。まあ、ホームページの画像用としてならなんとか大丈夫かな、というレベルでしょうか。
私は、いつでも持ち運べて動作が軽快なデジカメが欲しかったのでこれを選びました。 現行のおもちゃデジカメでも良かったかもしれませんが、そういうのは割と大きめですし、内蔵メモリに保存してUSBで転送するというものがほとんどですので、外出時のメモ用としてはキビしいところがあります。

とはいえ、やはり画質は悪いですねえ。三菱には、ぜひこのコンセプトでもうちょっといい絵の撮れるデジカメを開発してほしかったんですが...

まだまだ高いデジカメですが、過去のデジカメの中にもいいものはたくさんあります。
確かに現行の機種ならコンパクトで使い勝手のいいものは手に入りますが、中古でこういう機種を狙えばかなり安くつきますよ。


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