スマートスクロール、ストラテジックコマンダーに続き、3つめの左手用入力デバイスを購入しました。
そもそも左手用入力デバイスはパソコンの操作において必ずしも必要というわけではなく、キーボード入力のサポートという位置づけのもの。
複数のファンクションキーに「CTRL+C」などの複数のキー入力の組み合わせを登録して、ショートカット操作を簡単な操作で行えるようにするというのが基本的な使い方です。
スマートスクロールはアクティブなアプリケーションに応じてファンクションキーの登録内容を切り替えるという方式になっていますが、n50はストラテジックコマンダー同様、常にファンクションキーの登録内容は変化せず、ユーザーがシフトキーを押すことで任意に切り替えることになります。
もちろん登録内容はファイルに保存するので簡単に切りかえることはできますし、マネージャーからソフトを起動すれば使用する設定ファイルを指定しておくこともできます。
ストラテジックコマンダーでは専用のシフトキーが用意されていましたが、n50では10個のファンクションキーのいずれかにシフトキーを割り当てることになります。
一番の特徴はファンクションキー。
キーボードのキーと同様の形状です。
親指の位置にはジョイパッドの十字キーが配置されています。
PC用のゲームパッドにはありがちですが、十字キーのとりつけ角度が悪く誤入力が多いので、左右、上下いずれかにズームやスクロール操作を割り当てる、というのが一番ストレスなく扱える設定かもしれません。
ちなみに後継機種であるn52ではファンクションキーが15個に増加され、さらにシフトキーなども追加されているんですが、キータッチが悪くなってしまっているとか。
実際のところあんまり多くても登録内容が覚えられない場合も多いので、今回はn50にしておきました。
実際の使用感はというと…ファンクションキーが大きい分、指を多く動かす必要があるわけで、スマートスクロールなどに慣れているとちょっと違和感がありますね。
ホイールボタンが90度しか回転しないのも…
ただ、マクロキーの登録はディレイ時間などかなり細かく設定でき、ストラテジックコマンダーのように一部のキーの設定がやっかい、ということもないので、そのへんは使いやすいです。
ちなみに手のひら部分のカバーは簡単に取り外すことができるので、手の小さな人は外して使った方がいいでしょうね。
また、専用のドライバを入れずにWindowsが自動でインストールしてくれるドライバを使えば10キー、スロット付きのゲームパッドとして認識されます。
まぁ、ゲームパッドとしては使いにくいことこの上ないですが。
スマートスクロールのような使いやすさ、ストラテジックコマンダーの発光ギミックのような見た目のインパクトには欠けますが、まぁ悪くはないデバイスだと思います。
これでもうちょっと入手しやすければねぇ。
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