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C - 6 0 0 1  -PAPICOM-
最終更新日:2004/03/20

◎TALK(発声)文法

TALK "F3 koxniciwa."
基本的には上記のような記述となります。
ローマ字でしゃべらせたい文字列(音声文字列)を入力するものと考えて下さい。
対応表は以下の通りです。赤い文字はローマ字表記とは異なっていますので注意して下さい。

<<50音>>
warayamahanatasakaa
rimihinicisikii
ruyumuhunucusukuu
remehenetesekee
royomohonotosokoo

<<濁点>>
pabadazaga
pibidizigi
pubuduzugu
pebudezege
popodozogo

<<小さいヤ>>
ピャビャジャギャリャミャヒャニャチャシャキャ
pyabyazyagyaryamyahyanyacyasyakya
pyubyuzyugyuryumyuhyunyucyusyukyu
pyebyezyegyeryemyehyenyecyesyekye
pyobyozyogyoryomyohyonyocyosyokyo

<<その他>>
ファfa x
フィfi q
フゥfu -
フェfe ティti
フォfo トゥtu

音声文字列の記述には、以下のような注意点があります。
 ▼文字列の最初にx(ン)、q(ッ)は使用できない
 ▼文字列の最後にq(ッ)は使用できない
 ▼音節数(発声する文字数)は最大30音節まで

また、音声文字列の最後には、原則として以下の記号のうちいずれかを記述します。
ピリオド。通常はこちら。
クエスチョン。疑問調(語尾が上がる)の発音に。

省略しても発声されますが、この場合は「.」と同等の発声となります。



音声文字列の前にあるF3 は制御文字列といい、音声の設定を指定するためのものです。

○1文字目
女性の声で発音します。
男性の声で発音します。

○2文字目
1〜6発声速度。スペースで省略した場合は2になります。

○3文字目
スペース音声文字列により、任意の発声をします。
固定音声(おわりました)
固定音声(おまちください)
固定音声(こしょうちゅうです)
固定音声(いらっしゃいませ)
固定音声(ありがとうございました)

固定音声はあらかじめ音声データが用意されたもので、音声文字列で発声させる音声合成とは違い発音が滑らかです。
この指定をした場合は1文字目の「M」「F」指定は無効(どちらを指定しても、女性の声で発音)になります。

<例> TALK "F24."

発声速度を指定する際、N66BASICで1に設定するには、TALK命令の前に以下のコマンドを実行する必要があります。

POKE &HFA5A,PEEK(&HFA5A)or &H20
他のBASICモードで実行する場合には、問題ありません。



この他に、アクセントの設定などを行う特殊記号が用意されています。

前の言葉の語尾を少し下げて発声させる。また、1音節分の間を置いて次の言葉を発声させる。
<注意>1つの音声文字列中、2つまで使用可能

<例> TALK"F ici/ni/sax."

前の言葉の語尾を尻上がりに発声させる。
<注意>1つの文字列中、2つまで使用可能
     (文字列終結用の「?」とは別)

<例> TALK"F uso?hoxto."

母音にアクセントをつける。母音の後ろに記述する。
<注意>空白で区切られた言葉1つにつき1つだけ
   使用可能

<例> TALK"F mina'sax koxniciwa'."

言葉を高く発声させる。空白で区切られた言葉の先頭に記述する。
<注意>空白で区切られた言葉1つにつき1つだけ
   使用可能

<例> TALK"F ka +nega +na'ru."

言葉全体を高く強く発声させる。
<注意>音声文字列の先頭、/、?で区切られた
   言葉の先頭に記述するので、1つの音声文字列中
   3つまで使用可能

<例> TALK"F ^ka +kiku e ba."

母音を無声化させる。母音の後ろに記述する。

<例> TALK"F to +bima su*."

上記の例のように、音声文字列中に任意に空白を入れることが可能です。 空白を入れても発声される内容に変化はありません。

これらの特殊記号を組み合わせ、より自然な発音に近づけるよう調整が必要です。



参考文献:PC-6001mkIISR 取扱説明書

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